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[IPM:1186] 本の案内



IPMメーリングリスト会員の皆様
中央農業総合研究センター・生物防除研の矢野です。私は機会があり、天敵利用によ
る生物的防除の本をここ2,3年書いておりました。色々な方に図表や写真を使わせ
ていただき、おかげさまで今回出版となりました。内容は、今はやりの施設園芸の天
敵利用、永続的利用、土着天敵の保護まで網羅し、生物農薬的な天敵利用技術の開発
に関する章も設けました。内外の参考文献も数多く引用しています。国内の天敵利用
に関するきちんとした成果はできる限り引用しました。本のタイトルと目次は以下の
とおりです。定価は4000円ですが、もし著者割で購入後希望の方は、私にお知らせい
ただければ1割5分引きになります。ご参考までにお知らせします。

連絡先
〒305-8666つくば市観音台3-1-1
中央農業総合研究センター
生物防除研究室 矢野栄二
TEL: 029-838-8846
FAX: 029-838-8837
email: yano@affrc.go.jp



天敵—生態と利用技術(養賢堂から出版) 

1. 天敵利用の基礎  
1.1天敵利用の特徴と意義
1.2天敵の種類 
1.3天敵の利用法 
1.4天敵の生態

2. 施設園芸における天敵利用の基礎知識
2.1施設園芸における天敵利用の歴史 
2.2 施設園芸における天敵の生態と利用法 
2.2.1コナジラミ類の天敵 
2.2.2ハダニ類の天敵 
2.2.3アザミウマ類の天敵 
2.2.4アブラムシ類の天敵 
2.2.5マメハモグリバエの天敵 
2.3施設園芸におけるIPM
2.4施設園芸における天敵利用の原理

3.卵寄生蜂タマゴコバチ類の利用の基礎知識
3.1タマゴコバチ類の利用の歴史 
3.2タマゴコバチ類の生態 
3.3タマゴコバチ類の放飼・利用法 

4.放飼増強法における天敵利用技術の開発 
4.1天敵の大量増殖 
4.2天敵の事前評価・選抜 
4.3天敵の利用技術の開発 

5. 永続的利用 
5.1永続的利用の歴史 
5.2永続的利用の手順 
5.3永続的利用の実例 
5.4永続的利用の理論 


6.土着天敵の保護利用 
6.1土着天敵の保護利用とIPM
6.2土着天敵の評価 
6.3土着天敵保護のための技術 
6.4土着天敵保護利用の実例

7.天敵利用の新技術 
7.1情報化学物質を利用した行動制御 
7.2天敵の育種 

8.導入天敵の環境への影響とその管理 
8.1問題の発端
8.2導入天敵による土着生物への影響
8.3導入天敵の環境リスク管理