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[IPM:186] カボチャミバエお礼
TISAML, IPMMLのみなさま
渡邊朋也@農業研究センター研究情報部です。
先日,カボチャミバエについての問い合わせをこの二つのメイリングリストに流
したところ多くの方から情報を頂きました。お礼が遅くなって申し訳ありません。
頂いた情報を簡単にまとめますと,
本種は長野,東北地方で被害が報告されている他,局地的な被害は結構あるよう
です。ただし,毎年同じところで発生するとも限らず,野生寄主であるキカラス
ウリ,それからカボチャで成虫を捕獲するのは難しいようです。
野田隆さんのメイルにありますように
> 東北での発生生態は、蛹越冬年1化、成虫は6月に羽化し、長い産卵前期間を
> 経て、8月頃遅出しのカボチャに産卵すると言うものです。栽培時期を成虫の産
> 卵時期とずらすことで被害は回避できるので、最近では問題になっていないもの
> と思われます。
長い成虫期間,産卵前期間を持っているようです。また,被害はカボチャが消費
者に購入された後に発見されることが多いとのこと。この場合,幼虫は種子のあ
る中心部分を食害しており,いわゆるカボチャの可食部分は被害を受けていない
そうです。幼虫はどうやってカボチャから脱出して蛹化するのでしょうか。平井
剛夫さんにお教えいただいた,高橋 奨著「蔬菜害虫各論」(1928)には可食部分
を食害している被害図が載っておりました。加害部分がかわってきたのはカボチ
ャの品種の変遷の影響でしょうか。
とりあえず,依頼者には上記のような発生状況や,過去の被害等についての情報
を送りるとともに,「8月に訪れて成虫(もしくは幼虫)を短期間に採集するの
はかなりたいへんではないか。むしろ,理由を説明して発生したミバエをアルコー
ルサンプルにして送付していただいてはどうか。」と連絡しておきました。また
みなさまのところにお願いが届くかもしれませんがよろしくお願いいたします。
最後になりましたが,貴重な情報を頂きましたみなさまのお名前を挙げてお礼と
させていただきます。(順不同です)
守屋成一,本多健一郎,平井一男,末永博,川崎健次郎,櫛下町鉦敏,
野田隆,是永龍二,桑澤久仁厚,平井剛夫,岩泉連,石谷正博のみなさま
ありがとうございました。
渡邊 朋也 (わたなべ ともなり)
農業研究センター研究情報部
モデル開発研究室
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