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[IPM:249] Re: 代理メール パート2



豊島様
こんにちは。かとう農園です。

IPMMLを見て、三島と長野のいろんな状況が、当然異なっているので自信をもって言えないですが、
気になってしまうと落ち着かない性分なのでお許しください。ちょっと私もコメントできそうだったので。

私のところでは、おやじが、ミニトマト700坪水耕でやってます。(今年は、移転により300坪)三島・函南地域の総出荷量170万パック(一パック200g)です。そのうち約10%(40トン弱)を私どもがまかなってます。

> トマトのハダニですが,大玉トマトではそれほど問題になりません。しかし,ミニトマトではかなり発生します。

大玉トマト、ミニトマトは、ラノーテープが導入される(おととし)までそんなにダニ類は、悩んでなかったと思います。たしかにラノーテープは、まだ長野は解禁になってないのでそんなに悩まないと思います。ところが、私どものミニトマト圃場は、昨年は、春先にかなりダニ類にいじめられました。
私の水平放任栽培は、周年栽培なので夏場から秋口までとくに去年は、3本(栽培総数48本中)が、やられました。切り倒しました。
ありとあらゆるダニ剤つかってローテション組んだのですが、薬剤抵抗性、かけむら、栽培特性上等で防ぎ切れませんでした。その前つまりラノー解禁前は、まったく問題にならないくらい発生しませんでした。(サビダニも同様)
昨晩、たまたま長野の上伊那郡の友人(大玉トマト栽培)にも電話で話してたら、ダニが結構出てるが、薬で抑えられる自信があると言ってました。

>ミニトマトは栽培するときにできるだけ水分を絞って栽培することに関係があるのかもしれません。

これも土耕と水耕の差はもちろんあると思いますが、私は、水耕しかわからないのですが、水耕の場合、水の絞り具合を一般的にE.Cで簡易的に指標とするのが業界の用語みたいなもんで、ハイポニカ方式では、EC2.4が標準レベルです。三島のミニトマト水耕栽培農家28件あるのですが、確か、ほとんどの農家でEC2.4にしているはずです。
ロックウールやかけ流しとかの部類は、もっと低いECだったと思います。
EC2.4の数字は、ハイポニカのユニットでは、水耕ミニトマト(トマト)に最適な肥料濃度と認識されています。
それ以上あげちゃう(絞っちゃう)と味は乗りますが、収穫量は、どんどん落ちます。基本的に数量がすべてのミニトマトでは、むやみに絞らないと思うのですが。ただ一般小売りで味勝負の場合は、これに該当しないのですが。
どうでもいいのですが、私の水平栽培は、フルーツトマトなのでEC8まで上げて(絞って)ます。普通水耕栽培の半分以下の約9トン/10aが、生産量です。

その土地、気象条件、水耕、土耕、栽培方法等によって差はあると思うので一概に当てはまらないかもしれません。
いろいろ教えてください。
宜しくおねがいいたします。