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[IPM:484] 中国天敵利用通信3
今日は遡って16巻1号の中からの1篇を紹介します
侯 茂林ら 中国農業科学院生物防治研究所
チュウゴククサカゲロウ(Chrysopa sinica
Tjeder)幼虫飼育でのキイロタマゴバチ蛹(人工飼料飼育)(Trichogramma spp.)の利用
クサカゲロウの飼育試験をキイロタマゴバチ蛹とバクガ(Corcyra
cephalonica)卵,ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis
erysimi)で較した。幼虫・蛹期間は0.4日遅れたが産卵能力には差がなかった.多頭飼育でもバクガ卵との差は見
られなかった。キイロタマゴバチ蛹はクサカゲロウ飼育飼料として利用可能である事が明らかになった.
幼虫期間 蛹期間 産卵量
アブラムシ 9.8 7.0 388
バクガ卵 9.8 7.3 361
キイロタマゴバチ蛹 10.2 7.4 370
多頭飼育
繭形成率 羽化率
バクガ卵 61.2 89
キイロタマゴバチ卵 58.6 94
中国ではキイロタマゴバチの人口飼料による生産が機械化されている。より効率的なキイロタマゴバチの利用を考え
ていることが注目される(高木感想)
興味があり,コピ−の必要な方は連絡してください.