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[IPM:564] 羽曳野田中寛様 「天敵カルテのシステム整備にお手伝いします」
羽曳野田中寛様
那須の人見です。
早速、ご返事下さりありがとうござます。
私どもは、皆さんと同様と察しますが
ライフワークとして、病害虫防除支援システムを創っていきたいと考えています。
宇都宮大学の雑草防除研究施設 (恩師は竹松哲夫先生です)や
JAなすの での稲作や野菜の生産・販売指導の経験を
活かすことができれば、本望と考えています。
★★★ 農業情報利用研究会の現状 ★★★
農業情報利用研究会とは、発足以来お付き合いをさせていただいています。
平成11年に、農業データベースの核として、
「病害虫防除支援システム」を構築することになり、
私に白羽の矢が当たったわけです。
その設計・企画より研究員として携わりました。
しかしながら、プロジェクトメンバーには、パソコンに詳しい人は多数いましたが
農業の現場に詳しい人は、いませんでしたので、説得するのに
苦労した部分があります。
まず、当初は、病害虫の発生予想をパソコンで行うことを提案されました。
上記の方々は、気象観測やデータベースを使えば可能と簡単に想像していたようで
す。
いろいろシミュレーションしたのですが、困難なことがわかりました。
そこで、角度を変えて、考えたところ、下記の結論になりました。
新種の病害虫の発生は、目をつぶり、
各県で指定している病害虫に絞れば、発生する病害虫は、事前に予想できます。
私がJAの病害虫の指導時には、ほとんどが地域や畑で発生する病害虫は決まってい
ました。
よって、それらを事前に情報提供することで、
作付けの前に、播種時期をずらしたり、抵抗性品種を導入したり等の
耕種的防除(天敵を含めて)を行うことが可能です。
もし、発生しても発生初期に防除が可能となります。
次に私が提案したのは、
作物や病害虫及び農薬について、全てを分類することでした。
データベースは、パソコンの得意とする分野ですので
分類して、その順番に表示することそのものが、
情報の提供として価値があります。
★★★ 私の懸案事項 ★★★
内容の充実の必要性の提案が受け入れてもらえません
恥ずかしい点ですが
上記の通り、農業の現場の認識に疑問のある方が大半ですので
内容の充実を提案しても、伝わらなくて、困っている状況が実際の所です。
よって、iモード用の病害虫支援システムは、
私個人で作成することになったのが実際の所です。
★★★ 羽曳野田中寛様 ★★★
羽曳野田中寛様には、高く評価していただいて大変恐縮ですが
現状をお伝えします。
よって、天敵カルテの作成については、当分は
私個人でお手伝いできれば、協力したいと思っています。
ある程度の形になれば、何らかの連携を
農業情報利用研究会に提案いたします。
ご理解下さり、よろしくお願いいたします。
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(有)那須インターネット利用研究倶楽部
代表取締役 人見 浩
Email hitomi@nasuclub.co.jp
http://www.nasuclub.co.jp
〒325-0027 栃木県黒磯市共墾社87-35
TEL 0287-60-5131 FAX 0287-60-5132
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