[IPM:810] 桐谷さんの新刊「昆虫と気象」の紹介

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IPMMLのみなさん，agroipm（農林害虫防除研究会）のみなさん
（クロスポストをお許しください）

羽曳野田中寛です。

／桐谷圭治さんが新しい本「昆虫と気象」を出されたので紹介します。
出版社や著者割引等の詳細は末尾をご覧ください。

／気象（とくに温度や雨や風）が昆虫の発生にどういう影響を与えて
いるのかが一般向けにわかりやすく書かれています。昆虫・害虫の専門家
だけでなく，害虫を扱うことの多い改良普及員，営農指導員，農業資材の
企業担当者，農家にもお勧めできます。---この本を読めば，害虫と気象の
関係についてふだん疑問に思っていることで，わかった！　ということが
多く出てくると思います。

／害虫が風に乗って飛んで来る話，エルニーニョと害虫発生の関係，
変温動物である昆虫の発育が温度に大きく左右されること，地球温暖化が
害虫やウイルス病（人の病気のマラリアも含む）の発生をどう変えるのか？
（天敵にももちろん影響を及ぼす），などなど・・・。目次は次のとおりです。
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はじめに
第１章：虫たちと気象
／二つの顔をもつバッタ／日本に定着できない密航者−トビイロウンカと
セジロウンカ／病害虫発生予察事業と気象要因／害虫化したミナミ
アオカメムシ−気候と気象／ハスモンヨトウとコサラグモ／雪と昆虫／
上昇気流と空中プランクトン／ブナアオシャチホコの大発生と気象／
アメリカシロヒトリの季節適応／
第２章：虫たちと温度
／体温調節／各種の限界温度の防除や分布予測への利用／
積算温度法則／ヒートアイランド／
第３章：地球温暖化と昆虫
／地球温暖化の兆し／温暖化は速いスピードで進んでいる／昆虫の
北上の証拠／異常高温年における昆虫の反応／気候の変動が
害虫に及ぼすさまざまの影響／地球温暖化が種間関係に及ぼす
影響／昆虫媒介病／おわりに／

／出版社等の情報は次のとおりです。
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書名：昆虫と気象（気象ブックス011），四六版196ページ，著者：桐谷圭治，
出版社：(株)成山堂書店（〒160-0012 東京都新宿区南元町4-51，Tel：
03-3357-5861，Fax：03-3357-5867），E-mail：publisher@seizando.co.jp，
値段：1,600円（税別），ISBN：4-425-55101-X，成山堂書店のHP：
http://www.seizando.co.jp

／桐谷さん（E-mail：kiritani@abeam.ocn.ne.jp）を通じて注文すると1割引
（税「込」1,512円）＋発送費360円，で手に入ります。また，5冊以上まとめて
申し込むと発送費がタダになります。

／お知らせまで。

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田中 寛　（たなか　ひろし）
大阪府立農林技術センター病虫室
（兼）大阪府立大学連携大学院
〒583-0862 羽曳野市尺度442
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