[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[IPM:984] デジェネランスカブリダニについて
日本にはいません。それもこれもで
こんな変な名前になっているともいえます。
このカブリダニの開発は結構歴史的背景があり
まず最初にククメリスしかない時代にミカンキイロアザミウマの
防除になにかいいものはないかとククメリスにくらべ、乾燥と短日条件でも
働く種類を探索したのです。その結果亜熱帯地域を起源とする
この種が優れていることがわかり商品化されることになったようです。
ハダニも捕食し、成虫は50日も生存します。25度で。
ククメリスがあまり花に行かないのにくらべ
デジェネランスは花に集まる。そして花粉で増殖もできるようだ。
つまり休眠しないので冬場でも活動し、低湿度でもはたらき
スリップスもハダニも捕食する、花粉が多い植物、ピーマンなどでは
より有利ということで開発する意義はあったようです。
ハナカメムシとは共存できるというデータもありました。
ミカンのアザミウマにも使えるようです。チャノキイロと同じ属のスリップスに。
ただハウス内の苗床での試験です。
もっと詳しいダニの専門家の意見もお聞きできるかもしれませんが。
デジェネランスを上市するのは結構悩みました。あまりデータが
手にはいらなかったこともあります。
マーケット性があるかということで。
生態系もさることながら、売れなければ全部やってきたことが
無駄になるし、販売中止になってはしょうがないのですが。
ククメリスの代替品と考えていいとおもいます。
ただ悩みは価格が高くなりそうなことです。
というのは生産量が少ないというのも
大きな理由です。
一体天敵の開発というのも単純な一直線ではありません。
時に挫折も失敗もあり、この日本という国では
登録というハードルもあるので、結構投資的には
リスキーな面もあります。
和田哲夫
-----Original Message-----
From: Shizuo FUJISAWA [mailto:sizuo@tokai.or.jp]
Sent: Thursday, June 13, 2002 10:15 PM
To: IPM@ml.affrc.go.jp
Subject: [IPM:982] Re: 環境 gooより再投稿
松永さん、みなさん、こんにちは。
私は静岡県三島市で苺を栽培している農家の藤澤です。
質問の内容とはまったく的はずれなのですが、天敵のことが
よく分からない農家としては、知る機会を探しています。そん
な訳でIPMMLにも参加させていただき、日本バイオロジカル
コントロール協会にも参加させていただいています。今一番
やってみたいことは、天敵を研究されている先生の皆さんに
直接お話を聞いてみたいということです。
この前送られてきた”バイオコントロール2002 Vol.6 NO.1”
を読んでいると質問したいことがたくさん出てきます。
たとえば、デジェネランスカブリダニって日本にいるの? とか。
(静岡県三島市 藤澤 鎭生 sizuo@tokai.or.jp )