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[IPM:1022] Re: 蚊取り線香の安全性
林@日植防です。
Koji SUGAHARA <sugak@naro.affrc.go.jp>さん:
> 林様 IPMML皆様
>
> 中央農研の菅原です。
> 林様、ご返答ありがとうございました。
> 蚊取り線香の件、シイタケ農家の方にはそのように伝えます。
よろしくお願いいたします。
>
> ところで上記に関して、聞かぬは一時の恥(!)と思って
> この機会にぜひお聞きしたいことがあります。
> 巷には、農薬登録されていない木酢液などほか、
> もっとあやしげな資材が出回っていて使用されています。
> こういうものは登録外ということで基本的に使用するべきでない、
> ということでよろしいでしょうか。
病害虫防除目的の販売は規制対象となります。
> また、登録外「使用」について何か規制等はあるのでしょうか。
千葉大の本山先生の調査によりますと、上記「あやしげな資材」の中には
合成ピレスロイドなどが混ぜられているものもあり、市場に出た際に
抜き取り検査で登録外使用が判明すれば出荷停止等になると思います。
しかしそもそも木酢などは発ガン物質が含まれていることがわかっていますし、
植物には種により色々な動物に対する毒物を生産していますから素材次第で
その内容が変わってきます。
それらの危険性をきちんと分析等も行わず知らないまま使用することは
消費者からすると非常に恐ろしいことだと思います。
多くの化学合成農薬も植物生産物質からヒントを得て、なかにはそのもの
というものもありますし、むしろその毒性を下げるようなレイアウトに
変えているものもあります。
逆に「天然物」だという理由で安全だと考えるのは非常に危険です。
「使用規制」に関しては何のために使ったかということの定義が難しいため
実際にはなかなか発動することはないと思いますが、上記の観点からも
使用者によく考えていただきたいと思います。もちろんその啓蒙は私ども
も積極的にしていかなくてはなりません。
2002.7.2@駒込/曇り