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[IPM:1254] サヤタマ被害若莢



皆様へ

本日は、ダイズサヤタマバエの件でお願いがありメールを差し上げました。これまで
、ご協力を頂きましたお陰様で、ダイズサヤタマバエがバラ科のバクチノキの実をゴ
ール化して越冬していることを明らかにすることができました(植物防疫55巻7月号
(2003)309-313;Bull. Ent. Res. 93:73-86 (2003)。

ところで、私たちの研究では、バクチノキ以外にも、ダイズサヤタマバエの越冬寄主
植物が存在する可能性を示しています。ダイズサヤタマバエの塩基配列の多様性を明
らかにすることによって、さらなる越冬寄主植物が見つかる可能性が大きいのです。

そこで、もし、ダイズ畑がお近くにございましたら、被害莢をお送り頂けないかと思
い、厚かましいお願いを申し上げている次第です。今が採集の好機だと考えています
。幼虫が入っている場合は、ダイズの若莢(長さ2cm前後)の両サイドが異様に膨
れていますので、莢を両側から触れるだけで、膨れた感触が分かります。もちろん、
それより大きい莢で、くびれたものや歪んだものにも幼虫や蛹が入っています。添付
書類の写真をご覧下さい。

ご多忙中、誠に恐縮ですが、お近くのダイズ畑で、このような被害莢が見つかりまし
たら、量の多少に関わりませず、ビニル袋に入れ、箱あるいは封筒で、下記の湯川宛
に常温の宅急便(受取人払い)で、お送り頂けますれば幸甚です。何卒よろしくお願
い申し上げます。

なお、ダイズサヤタマバエの寄生蜂につきましても、これから DNA 解析を進めよう
と考えていますので、寄生されたダイズサヤタマバエ幼虫も大歓迎です。

〒812ム8581 福岡市東区箱崎6丁目10-1
九州大学大学院 農学研究院 昆虫学教室
湯川淳一

被害莢.jpg

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Prof. Junichi Yukawa                               YY          YY
Entomological Laboratory                      YYYY      YYYY
Faculty of Agriculture                         YYYYYY  YYYYYY
Kyushu University                                        YYYY
Fukuoka, Japan 812-8581                              YY
Phone/Fax: +81-(0)92-642-2837                   YY
E-mail: jyukawa@agr.kyushu-u.ac.jp           YYYYYY
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Director, The Kyushu University Museum
Phone: +81-(0)92-642-4293
Fax: +81-(0)92-642-4299
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