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[IPM:1369] Re: すす病とオンシツツヤコバチ



大野@宮崎大学です

藤澤さま、和田さま

 「天敵の巣」というのは言い得て妙!タイリクやアブラバチでもそうですが、次世代の
発生源という感覚で容認できると、天敵利用も取り組みやすくなると思います。コナジラ
ミ対策の微生物資材の散布でも、カビ(ムシの天敵微生物)が一気に吹き出す場所がある
と、持続性という点でかなり違うようです。

>
>オンシツツヤコバチを使っていると時期的に、一般的にはやや作型の後期に
>スス病がでるのはある程度やむおえない状況と思われます。
>もちろんまったくスス病がでないことがベストですが、フランスや神奈川県での
>これはトマトですが、かなりのスス病発生が見られます。
>しかしオンシツツヤコバチのマミーも同時に多発しており、私はこれを天敵の巣と
>勝手に称しています。
>10アールのうちトマトでいえば5−10株程度は天敵の巣として
>新たなツヤコバチの発生源とするという方法かと考えています。
>なおスス病はコナジラミの排泄物が原因で生ずるものと理解しています。
>和田哲夫
>
>-----Original Message-----
>From: sizuo@tokai.or.jp [mailto:sizuo@tokai.or.jp]
>Sent: Monday, May 17, 2004 12:43 AM
>To: IPM@ml.affrc.go.jp; tenteki-admin@tenteki.org
>Subject: [IPM:1367] すす病とオンシツツヤコバチ
>
>
>このメールは天敵カルテのWWWページから送信されました。
>天敵カルテはこのメッセージが本人によって送信されたも
>のであることを保証するのもではありません。
>
>------------ 投稿されたメッセージ開始 --------------
>IPM−MLのみなさん
> 苺農家の藤澤です
>
>苺のオンシツツヤコバチのその後です。
>うまい具合に繁殖していると思っているのですが、
>すす病が気になります。
>
>オンシツコナジラミにとってすす病は大敵。それ以上に、オンシツ
>ツヤコバチにとっても大敵であるように感じました。
>
>写真でご覧いただけるように、オンシツツヤコバチが良く増えて
>くれたのですが、すす病も気になるところで、オンシツツヤコバチに
>とってはすす病が検討課題かな?
>
>ただ、苺の実が、オンシツツヤコバチが増えてからはベトベトしなく
>なりました。すす病も減ってきているように感じています。
>
>
>(静岡県三島市 藤澤 鎭生)
>
>------------ 投稿されたメッセージ終了 --------------
>画像などは次のURLにあります。
>URL: http://www.tenteki.org/ml/ipm/images/sizuo@tokai.or.jpopglmC.html
>画像は全部で 217880 バイトあります。
>
>
>

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大野和朗  (Kazuro OHNO)
〒889-2192 宮崎市学園木花台西1−1
宮崎大学農学部食料生産科学科 応用昆虫学研究室
電話 0985-58-7578(直通です)
FAX   0985-58-2884(注:番号以前と変わっています)
e-mail: ohnok@plant.miyazaki-u.ac.jp(研究室)
携帯電話:090-7922-4772
携帯メール:tenteki_4164.ohno@docomo.ne.jp
      (天敵、良い虫に変更!しました)     
key words:IPM, Biological Control, Insect Ecology
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