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[IPM:337] Re: Re 加藤334いろいろ(特にカルテ・普及員)



こんにちは。
かとう農園です。田中さんありがとうございます。
よく考えます。

その前に、天敵とは、別の意見を聞いていただきたいのですが、
じつは、先ほど、午前中突然、元県会議員、中国人のおそらく農業実業家、日本の元
普及員そしておそらく中国人エンジェル(薬業、建築業)のプレジデントだと思われ
る人が、見学に来ました。
それは、たいしたことがないと思ってたのですが、じつはとんでもなかったです。

中国で大々的にトマト・ミニトマトの栽培をするそうです。

これが、なぜ大きな意味をもつのかは、
数年前、韓国の農家や研究員が、5回ぐらい見学にきたのですが、
そのときは、軽く考えて、けっこう親身に技術の提供(今考えれば失敗)をしたので
すが、
おととしあたりから、韓国ミニトマトが日本に急増し、今まで安定していたミニトマ
ト相場が、昨年あたりから、急落し、私たちもあと3年持ちこたえれるかの状況に追
い込まれました。日本の平均単価も数年前の60%くらい。前年対比200%との伸
びとは、いっても国内産に比べて
数量がたいしたことないと思われがちですが、その数量に
たいしてとんでもない安い単価が、つき、市場を混乱させています。
もちろん品質も日本とほぼ同等にまで技術アップしてきました。
日本でいくら規模拡大してコストダウンしても向こうの労働者の
賃金コスト、生産コストと比較してもまったくかないません。
200gで60円でも採算合うと新聞等で報道されました。

この大きな理由が、韓国の輸出補助金制度(後述)で、加えて人件費も安い、しかも
オランダ・日本のの技術者の流入、および種苗会社の進出もしかりです。国際競争と
いわれれば仕方ないと思われがちですが、
じつは、聞いた話ですが、ODA(政府開発援助)の金を一部充当しているらしいで
す。(これは、いわゆる戦後保証(ごめんなさい料))
それでは、日本が韓国の農家を補助して、日本の農家に死ねといっていることです。
ぜんぜんフェアじゃないっす。

現在、日本側もWTOに提訴し、今年の内に補助金なくなるとのアナウンスあります
が、どうでしょうか?
くわしくは、たしか5、6日前の農業新聞にも書いてあります。

ところで話は、中国に戻しますが、どうやら生産技術に携わっている人を
欲しがっています。一回来ないかといわれたのですが、(この素人を捕まえて)、儲
かるよ、(元県会議員)だって。
冗談じゃない。っていったら、中国側もODAの金を引っ張ってきて、
輸出補助におそらく(当然っていったかも?)つかうだろうと、豪語してました。
(南京大虐殺の件、あやまろうとおもったのに、)
頭にきたので、WTOに提訴してやるといったら、まだ加盟してないもん。と切り返さ
れました。(おそらく来年加盟)
中国の賃金は、月6000円から7000円だそうです。
北京のミニトマトブームの話をしたら、18元(1キロ)、1元13円です。
こんな感じでは、勝負になりません。ただ船で5日かかるといったけど
高速フェリーやエアーをつかって5年くらいに時間的距離をちじめるといってまし
た。

”ごめんなさい、参りました。日本にこないで!!って”いったら、”イスラエルの
トマト?あたりもきているのになぜ中国は、だめなのか”と反論されました。

いわゆる発展途上国に農業スタッフとして地域の農業の向上・生活の発展に
つとめるのが、本来のかたちであり、正規なODAの使い道だとおもうのに、ビジネス
に執りつかれ、技術といっても地元の人たちより、一部の富裕層に金が集中する恐れ
があります。もちろん雇用などで
経済波及効果は、あるのでしょうが。

いくら金がもらえても、その反面泣く農家もたくさんでるでしょう。それは、勝ち組
になれ!とかの問題じゃないです。

日本人の魂は、捨てたくないです。その前におそらく日本の農業は完全に衰退しちゃ
うかも。

とにかくトマトは、いくらで売れるのか?の質問攻めは、数年前の韓国と驚くほど良
く似ていて、目つきもかなりマジでした。
ネギ、ニンニクみんな中国との競争で負けています。ミニトマトは、韓国に抑えられ
つつあります。

かなり、やばいな。

すみません。かんけいなかったかも知れない話題で。半分、喧嘩だったので、おさま
りつかず。。