[IPM:426] 簡単な自己紹介です

[Taijiro Niikura <niikura@nfarm.co.jp>]

IPM-MLのみなさんへ

  ここの所、自己紹介の内容の投稿が多いので、自分一応させて頂きます。
現在、東京でハーブを主に生産、出荷しています、新倉と申します。宜しくお願いし 
ます。
以下やや、長文です。

  現在、天敵は特に冬場のバジルの施設栽培においての利用が中心です。

  もともと、IPMと言う物に触れたのは９７年１１月のオランダ、アムステルダムでの
NTVと言う農業施設や機械のショーを見に行った事に始まります。ここには個人で
IPMとは違う目的の仕事でいったのですが、このショーで天敵などのブースを目で見る
機会に恵まれ、又、当時にオランダの施設栽培を直に見る事もあり、個人的にかなり
衝撃を受けたのを覚えています。日本に帰って、（IPMだけではないですが）いろいろ
ヨーロッパで見たり聞いたりした物を整理している内に日本で取り扱い業者さんがい 
る事
が分かり、その後、いろいろ調べたりしました。当時は、天敵の登録もいよいよ、ぐ 
っと増える
その前兆の様な年だったのですが、意外と、調べてもそっけない事が多く、農水省に 
電話したり
して、（農薬としての登録と言う事もスゴイ、ショックでしたが）・・。いつにどの 
ような天敵が
許認可がおりるかのスケジュールも分からないと言う事でした。
  ここまで、急発進、急ブレーキと言う状況から少し明かりが見えて来たのはトーメ 
ここまで、急発進、急ブレーキと言う状況から少し明かりが見えて来たのはトーメン 
さんへ問い合わせが
できて、その後、このMLでもお名前が出ていますがサギサカさんとメールで連絡が取 
れて
からだったと思います。
  その頃から、天敵の許認可が非常に増えたと言うか、個人的な感想で言うと風向き 
その頃から、天敵の許認可が非常に増えたと言うか、個人的な感想で言うと風向きが 
変わったので
はと思えるような事態が続きました。事に重要なのはマイネックが発売された事でし 
ょうか。

  バジルにハモグリバエの被害が大きくでていて、それに対しての農薬の処理は本当に
マメにしないとダメな状態でしたから。ところが、これにマイネックスが良く効くん 
ですね。
一番、最初の時こそ、タイミングが上手く行かないで、まだ、残留農薬がある時に
使用してちょっと、効きが悪かったですが、追加で使用したらよく増えてくれるし、 
バジル
との相性もよかったのでしょう。

  この最初で結果が良かったのはやる気で面でかなりプラスでしたね。取引き先からも
いろ良い返事がありましたし、農文協さんからの取材などもあって本当にやって良か 
ったと
思えましたし、家族の理解も得られる様になりましたから。ただ、マイネックス以外 
の天敵は
なかなか思う様にいかなくて、必ずしもIPMと言う方法がインスタントな効果がある 
訳でないのも
わかりましたが・・。この辺りが一般の農薬とは違って難しい所なのでしょうね。

  一応、以上の様な状況で現在に至ると言う所です。今後とも宜しくお願い致します。





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        Taijiro Niikura
   mailto:niikura@nfarm.co.jp
     Niikura Farm Co.,Inc.
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