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[IPM:1003] Re: やっぱり作り手はすごい



松永様

九大・生防研の高木です。

> 現実には、畑すらない私が天敵を飼うのは不可能なので、藤澤さんのところに見学
>に行って、話を聞きたいなあ、と思います。ただ見ました、でなく、長期の経過を教
>えていただくのがポイントですね。(本当はしばらく居候したいくらい)
> 農家や企業にぽんと取材に行くと、いろいろお尋ねしてお答えいただいたところで、
>結局は取材が浅くて「ただ見ました」になってしまうのです。でも「自分の考えにあっ
>た論文を探している」ことを見破った慧眼の藤澤さんですから、教えてくださいます
>ね。よろしくお願いします。後で個人的にメイルを差し上げます。

別に畑がなくても、散歩の途中などで、少し注意すれば天敵はどこにでもいます。た 
だし、本やインターネットの画面で見るのと実物は違うので、最初は誰かに教えても 
らうのが早いかも知れません。雑草なんかに付いているアブラムシのコロニーに注意 
して、テントウムシなんかを見つけるのなんかが第1歩でしょう。そうして、アブラ 
ムシのコロニー(いろんな植物に付いています)を見ていると、ほかの個体の違っ 
て、まるくふくれて硬くなったやつを発見することがあるでしょう。フィルムケース 
(外に行くときは空のフィルムケースを2、3個持っていくと便利です)なんかに入 
れて、家にもって帰って置いておくと中から寄生バチが出てきます。

農と自然の研究所をやっている宇根豊さんが、かつて虫見板と言うのを考案しまし 
た。単なる、青い色の下敷き(虫の見分け方なんかのイラストが描いてある)で、た 
んぼに持っていって、この板をイネの横に当てて、イネをぽんぽんとたたくといろん 
な虫が板の上に落ちてきて、害虫と益虫と「ただの虫」が見えてくると言うもので 
す。詳しくは、「田の虫図鑑」(農文協)を見て下さい。要は、外に出たときのちょ 
っとして目の付け所の違いです。ルーペはあった方がいいけど、なくてもいいです。






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812-8581 福岡市東区箱崎6-10-1
九州大学大学院農学研究院生物的防除学講座
高木 正見
Masami Takagi
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