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[IPM:1026] Re: 中国野菜について




木浦@北京%明日帰国します。

松永和紀 wrote:
>  先日、藤澤さんとお話した折に、木浦さんがご紹介くださった中国のIPMの話題が
> 出ました。「毒菜が騒がれているけれど、やっぱり中国でも研究が行われているんだ
> ね。もし、中国がきちんと管理できるようになれば、日本の農業はもう太刀打ちでき
> ないんじゃないだろうか」という話。
これはあります。現在中国はエコブームで、緑色野菜が巷に溢れています。
緑色野菜は日本では減農薬野菜にあたるものです。これとは別に、有機野菜
というのがあって、これはずばり有機栽培です。

>  将来予測はともかくとして、昨今の中国野菜の残留農薬問題に関しては、よく分か
> らないことが多いのです。
これは、生協など独自の検査機関を持っていない日本の流通でもいっしょでしょう。
残農薬レベルを表示している作物は日本でもほとんどお目にかかれませんね。

# 上流の山にDDTやPCBが埋められていて、もれ出ていたりして...(^^;)

>  「中国ではとにかく農薬の使用量が多くて、現地の市場でも大変な問題になってい
> るんだ」という報道と、「日本向けのほうれん草やゴボウなどの野菜だけ、見映えを
> 良くするために特に農薬を大量に使っている」という2種類の報道があり、どちらが
> 本当なのか、あるいはどちらの方が比重が大きいのか、よく分からない。
日本向けには、市場に受け入れられるように、かってはそうだったかもしれ
ませんが、それでは市場に受け入れられないと言うことが分かると変化は
早いです。なにしろ、スクラップ&ビルドの国ですから...

# JR東日本が有機栽培の冷凍弁当を輸入していたことを良く考えてください。
# 海外では、日本よりも有機野菜を安価に多量に調達できるのです。

中国でも野菜の輸入は増えており、これに対抗するために、「中国が日本に
売れるものを作って、それで稼いで輸入する。」と言うのはある意味、
賢いやり方だと思っています。

>  実態はどうなのでしょうか。
>  さらに、中国ではIPMという考え方はどの程度普及しているのか、毒菜問題に対し
> てなんらかのアプローチが行われているのか、等々。よろしかったらお教えください。
先ほど書きましたが、まさにエコロジー・健康ブームです。
今後どんどん変化するでしょう。

-- 
Takuji KIURA <kiura@affrc.go.jp> National Agricultural Research Center
Linux Nikki -----> http://zoushoku.narc.affrc.go.jp/%7ekiura/nikki/
Environmental Chemistry ML -----> KanKa@ml.affrc.go.jp