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[IPM:1027] Re: 中国野菜について



木浦様 

 環境goo 松永です。

 帰国直前、ありがとうございます。

>>  将来予測はともかくとして、昨今の中国野菜の残留農薬問題に関しては、よく分か
>> らないことが多いのです。
> これは、生協など独自の検査機関を持っていない日本の流通でもいっしょでしょう。
> 残農薬レベルを表示している作物は日本でもほとんどお目にかかれませんね。
> 
> # 上流の山にDDTやPCBが埋められていて、もれ出ていたりして...(^^;)
> 
>>  「中国ではとにかく農薬の使用量が多くて、現地の市場でも大変な問題になってい
>> るんだ」という報道と、「日本向けのほうれん草やゴボウなどの野菜だけ、見映えを
>> 良くするために特に農薬を大量に使っている」という2種類の報道があり、どちらが
>> 本当なのか、あるいはどちらの方が比重が大きいのか、よく分からない。
> 日本向けには、市場に受け入れられるように、かってはそうだったかもしれ
> ませんが、それでは市場に受け入れられないと言うことが分かると変化は
> 早いです。なにしろ、スクラップ&ビルドの国ですから...
> 
> # JR東日本が有機栽培の冷凍弁当を輸入していたことを良く考えてください。
> # 海外では、日本よりも有機野菜を安価に多量に調達できるのです。
 
 だからこそ、分からなくなってくるのです。

 現在、日本で冷凍ほうれん草からクロルピリホスやディルドリンがたびたび検出さ
れています。日本の商社や加工会社などは表向き、「農薬は農家が勝手に使うもの。
使用していることを知らなかった」「近くの畑から飛んできた可能性がある」などと
言っていますが、これらの会社が日本向けの食材はかなり厳しく管理して作らせてい
ることは周知の事実(この場合の管理は、リスク管理ではなく主に外見とコスト管理
ですが)。これまでにも、クロルピリホスは輸入野菜からたびたび検出されています
し、弁解を単純に信用することはできません。

 では、なぜ黙認するようなことをしたのか。あるいは、黙認せざるをえなかったの
か。
 これらの農薬は、日本市場向け農産物だからこそ、わざわざ使われているのでしょ
うか?
 こうしたことは、オーガニックの状況などとはあまりにうらはらなので、よく理解
できないのです。

 この残留農薬や無認可添加物騒ぎで、厚生労働省などは本気で「中国からの輸入禁
止」を考え始めているようです。
http://www.asahi.com/life/food/020506a.html


 結局、中国も移行期にあるということなのでしょうか? 現状は、お金持ち向け緑
色野菜・有機野菜と、下々向け毒菜、という構造(極論ですが)であり、そこから全
体のレベルアップが図られていくということかな?




松永 和紀(まつながわき)
waki@bc.iij4u.or.jp