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[IPM:1033] Re: 蚊取り線香の安全性
藤澤 様、IPMMLの皆様
石塚@日植防です。
> で、その時にも出た登録外資材、その時には植物活性剤という風に呼ん
> でいたのですが。
藤澤様の現場の声は、とても説得力があっていつも
感心してうかがっています。
農薬取締法の影響を受けるポイントの一つに、病害虫に
対する効果を明記するかどうかがあります。
ラベルやパンフレットに「○○ムシを防除します」と書いたら
何が原料であれ立派な「農薬」です。天敵昆虫や、昆虫に
寄生する微生物、食品添加物が主成分でもです。 変に
感じるかもしれませんが、取締法ではそうなっています。
しかし「植物活性剤」と同じように「植物保護剤」、「植物
栄養剤」、「天然植物活力液」等の呼び方で売るには
今のところおとがめなしです。 旨く計算して命名している
のが分かりますね。
> 分かっていて使用するのと、知らないで使用するのに違いがあるか?
> 実質的にはまったく違いがない。でも道義上はまったく違う。
> 知らない人がいるなら、まだOKだ。では困ります。
> 農家の中には、安全と信じて使っている人がいるのです。
これも過保護だった農業行政の産物なんですかね。商品を
生産して販売するには、これからは「安全」と信じてました
では済まされなくなりますね。 怪しげな「資材」を売る
側にもキッチリと安全性を表示する義務が生じる様に
してもらいたいですね。(買う方が求めなければ動きま
せんが)
> とりあえず、天敵農薬に対する影響くらいでいいから、データが欲
> しいです。ピレスロイドが含まれていては影響が大きそうに思いま
> した。
良く目にするうたい文句に、病害虫には卓効を示すが、天敵や
有効な微生物には無害であると言うのがありますね。 でも
これって良〜っく考えると変ですよね。 畑の中で一番感受性の
高い天敵には影響が無くて害虫にはちゃんと効くなんて、最新の
農薬でもなかなかそうは行きません。 かなり作用性が限られた
剤でもです。
そうすると、なかなかこの手のデータは出しにくいのでは
と思います。そう言えば単回投与の急性毒性データだけを
示し、「本剤の安全性が証明されました」とHPに自慢している
資材がありました。そのデータが3.5Mもあって(4〜5頁の
レポートですが)見てもらいたくないのかなと勘ぐってしまいました。
どなたか研究機関の方で試して頂けると嬉しいですね。
会社は嫌がるかもしれませんが。
ピレスロイドのような速効性で残効が殆どない剤は、使い方
によってはむしろ天敵に影響を及ぼさないのではと思います。
圃場内の害虫の出具合を良く観察していて、最初にスポット
的に出たところにだけ散布すれば、回りの天敵等にはあまり
影響は出ないと思います。比較的毒性の低いものをまんべん
無く散布するよりはです。 影響評価も結構難しいですね。