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[IPM:1577] Re: セイタカアワ ダチソウとオ ンシツコナジラミ



本多様 大野様 IPM−MLの皆様
 苺農家の藤澤です

セイタカアワダチソウの写真、お褒めいただき嬉しく思います。
ありがとうございます。

トマトにとって悪さをしないのであれば、オンシツコナジラミもかわいい虫に
思えてきます。
今回は載せませんでしたが、セイタカアワダチソウにはタイワンヒゲナガもいて、
テントウムシを見付けることが出来ました。
大野さんが書かれた
>  コナジラミの発生密度を低くするという意味で、以前からセイタカアワダチで天敵個体群を維持する
> なんてことはできないかと考えていますが、藤澤さんの写真を見ると結構寄生率結構高そうですね。写
> 真右上には、コナジラミを捕食しているようなヒメハナカメムシ幼虫(黄色太めの)も写っています。
ここを読んでいて、期待が持てるように思えてきます。
厄介だった雑草が、貴重な土着天敵発生源になる可能性があると言うことですね。


ところで、昨日、私(藤澤)が書きました。
>静岡県三島市のトマト農家でもトマト黄化葉巻病が大問題になっていま
>す。自分の苺ハウスから飛び出したオンシツコナジラミとツヤコバチは、
の部分が誤解を生む表現であるとの指摘をメールで頂きました。
私は苺農家で、トマトのことは聞きかじりですので謝りがあったようです。
三島のトマト黄化葉巻病は以下のように訂正いたします。

---以下、訂正文 頂いたメールより抜粋-------------------------------
>一昨年秋、昨年秋、と2年間続けて三島地区でトマト黄
>化葉巻病の発生が認められましたが、発病のあった圃場すべてのトマト
>株を抜き取り処分したため(定植後1〜2ヶ月経ってこれから収穫とい
>う苗を全て撤去しなければならない農家さんの気持ちは私には想像を絶
>するものであります)、それ以降の黄化葉巻の発生は無いと農協販売課
>(指導)より聞いております。
>買い苗からの圃場内への持込が原因ではないかと思われます。
>圃場周辺への拡散が無いことを祈るばかりです。苗の処分後に発生が無
>いのは封じ込めに成功している思っていいのでしょう。
---以上、訂正文終わり----------------------------------------------
ということで、手だてが早く封じ込めに成功しているそうです。


最後に本のご紹介を2つ。
松永和紀著 「食品報道のウソを見破る----食卓の安全学」(家の光協会)
  感想:多方面からの取材でその本質を鋭く解明。感心する事が多い本です。
月刊「農業経営者7月号」(農業技術通信社)
  6月6日に取材を受け、私が顔写真入りで載っています。何とも恥ずかしいです。
  
  
(静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生)