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[IPM:1735] 応動昆小集会案 内「非モデル 生物でのトランスジェニ ック(遺伝子組換え)昆虫 」



JECONET, IPM-ML会員の皆様(重複して受けとられる方申し訳ありません)

静岡県農業試験場の田上陽介です。
来週3/27〜3/29まで第50回応用動物昆虫学会が開催されます。
3/28に開かれる同学会の小集会において下記内容でトランスジェニック昆虫に関する
最新の研究成果報告をしていただきます。

今回の発表はすべて《非モデル生物》を使った研究報告です。
自身の研究材料に遺伝子組換え技術という新たな研究戦略を組み込み、
応用に結びつけていく上で大変参考になると思います。

多くの方々の御来聴を心よりお待ち致してしております。


日時: 2006年3月28日(火)17:30〜19:30  
会場: 筑波大学第三学群A棟 C会場(S03)210号室

タイトル
「非モデル生物でのトランスジェニック(遺伝子組換え)昆虫:
 基礎から応用へ向けての研究戦略」

主旨:
遺伝子組換え(トランスジェニック)技術はショウジョウバエなどのモデル生物の専
売特許とされており、「遺伝子の機能解析」に重点を置いた基礎的な研究が進められ
てきた。現在では技術の進歩に伴い様々な昆虫で遺伝子の解析が進んでおり、また多
種多目にわたる昆虫において、トランスジェニック昆虫の作出成功が報告されてきて
いる。そのため、農業や衛生害虫などの様々な応用分野でトランスジェニック昆虫を
利用出来る可能性が広がってきた。したがって、非モデル生物を扱ってきた研究者に
はトランスジェニック昆虫をどう研究戦略に組み込むかは重要な課題である。
 そこで、非モデル生物を用いたトランスジェニック昆虫の研究を行っている3人の
研究者に、トランスジェニック昆虫をどの様に応用できるのか、トランスジェニック
技術を用いて何ができるか、そのためには操作する遺伝子をどのように探索および決
定しているのかについて最先端の研究を紹介していただく。


講演者
 新美輝幸 (名大・院生命農、JST・PRESTO)
トランスジェネシスとRNAiが非モデル昆虫研究にもたらす新たな可能性

 畠山正統 (生物研・発生分化)
カブラハバチ(膜翅目)におけるトランスジェニック技術を利用した
遺伝子機能解析と生殖制御への利用

 吉田栄人 (自治医科大学・感染免疫学)
トランスジェニックカを用いたハマダラカ—マラリア原虫の寄生適応性の解明

企画者
田上陽介(静岡県農業試験場)
寺本時靖(帯広畜産大学産学官連携研究員、東京大学薬学部委託研究員)

-- 
  Yohsuke TAGAMI
Shizuoka Agricultural Experiment Station
Plant Entomology Laboratory
678-1, Tomigaoka, Iwata, Shizuoka, 438-0803, Japan