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[IPM:1876] RE岡村IPM:1875,藤澤1874Re緑色蛍光灯



藤澤さん,岡村さん

田中寛@大阪環農水総研です。

貴重な観察と情報に感謝します。
終夜照明は(よしあしにかかわらず),
環境に影響を与えていますが,情報は希少です。

作物に対するプラスマイナス,害虫に対するプラスマイナス,
天敵に対するプラスマイナス,その他に対するプラスマイナスを
可能なかぎりありのまま記録・集積することが大切かと思います。

お二人(およびみなさん)の今後の情報は
問題が生じた時の対処や次のステップのために
非常に有益と思います。お礼まで(^o^)。

-----Original Message-----
From: 岡村  [mailto:m.okamura@xxxxxxxxxxxxxxx]
Sent: Tuesday, September 25, 2007 10:49 PM
To: IPM@xxxxxxxxxxxxxx
Subject: [IPM:1875] Re: 緑色蛍光灯

三島 藤澤様
IPM-MLの皆様

現場情報ありがとうございます。
昨年の情報ですが 神戸西地区の軟弱野菜(ホウレンソウ:ベビーリーフ)の生産者
の方から
グリーンガードを採用したおり コナガの天敵 サムライコマユバチが帰ってきたと
の報告を
受けております。(農薬散布回数 例年6回が 1回に減)
また、今年 栃木県のイチゴ大産地で グリーンガードを採用いただいておりますが
きっかけは チリカブリダニ(スパイデックス)を早めに導入したいとのこと
ハスモンヨトウ向けの農薬の散布を控えることができるかがポイントです。
クモ・ヒメハナカメムシが戻ってきてくれれば
本来 光の影響に関係ない昼間の虫たちの環境も変わると思います。
クモのはたらきは以前から感じていますし、カエルもイエローガードやグリーンガー
ドの
付近に待機するのを確認しております。

しかし今年の気温はどうなっているのでしょうね。
ヨトウムシもまだまだこれから世代交代を
重ねる可能性が高いと思いますがいかがでしょうか・・。


Shizuo FUJISAWA wrote:

> 松下電工 岡村様
> IPM−MLの皆様
>  苺農家の藤澤です。
>
> 緑色蛍光灯を試してみて感じたこと、緑色蛍光灯でも夜に虫が集まる。そこで、
> クモが活躍しているのでは? と思いました。
> ムシが集まると、それを捕食する天敵も集まる。
> すべてのクモが夜行性かどうか分からないのですが、緑色蛍光灯に集まってきまし
た。
> クモは昼間も活躍するので、密度が多くなれば天敵としての効果も大になるように
思いました。
> 緑色蛍光灯に集まるムシの中で、苺の害虫の割合が少なければOKだと思いまし
た。
>
> ところで、今回の緑色蛍光灯とその対照区の苺が、無事に苺の定植を迎えました。
> 農薬散布は、経済栽培の苺で余ったバイオトラスト水和剤オンリーで、やっていま
す。
>
> 間違っている所が多いと思います。
> これは危険だという所を、教えていただけると嬉しいです。
>
> (静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生 )
>
>   ------------------------------------------------------------------------
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