[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[IPM:1875] Re: 緑色蛍光灯



三島 藤澤様
IPM-MLの皆様

現場情報ありがとうございます。
昨年の情報ですが 神戸西地区の軟弱野菜(ホウレンソウ:ベビーリーフ)の生産者の方から
グリーンガードを採用したおり コナガの天敵 サムライコマユバチが帰ってきたとの報告を
受けております。(農薬散布回数 例年6回が 1回に減)
また、今年 栃木県のイチゴ大産地で グリーンガードを採用いただいておりますが
きっかけは チリカブリダニ(スパイデックス)を早めに導入したいとのこと
ハスモンヨトウ向けの農薬の散布を控えることができるかがポイントです。
クモ・ヒメハナカメムシが戻ってきてくれれば
本来 光の影響に関係ない昼間の虫たちの環境も変わると思います。
クモのはたらきは以前から感じていますし、カエルもイエローガードやグリーンガードの
付近に待機するのを確認しております。

しかし今年の気温はどうなっているのでしょうね。
ヨトウムシもまだまだこれから世代交代を
重ねる可能性が高いと思いますがいかがでしょうか・・。


Shizuo FUJISAWA wrote:

> 松下電工 岡村様
> IPM−MLの皆様
>  苺農家の藤澤です。
>
> 緑色蛍光灯を試してみて感じたこと、緑色蛍光灯でも夜に虫が集まる。そこで、
> クモが活躍しているのでは? と思いました。
> ムシが集まると、それを捕食する天敵も集まる。
> すべてのクモが夜行性かどうか分からないのですが、緑色蛍光灯に集まってきました。
> クモは昼間も活躍するので、密度が多くなれば天敵としての効果も大になるように思いました。
> 緑色蛍光灯に集まるムシの中で、苺の害虫の割合が少なければOKだと思いました。
>
> ところで、今回の緑色蛍光灯とその対照区の苺が、無事に苺の定植を迎えました。
> 農薬散布は、経済栽培の苺で余ったバイオトラスト水和剤オンリーで、やっています。
>
> 間違っている所が多いと思います。
> これは危険だという所を、教えていただけると嬉しいです。
>
> (静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生 )
>
>   ------------------------------------------------------------------------
>                    Name: SBSH0068.JPG
>    SBSH0068.JPG    Type: JPEG Image (image/jpeg)
>                Encoding: Base64