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[IPM:197] Re: ハモグリバエ類の農薬登録について
石塚@日植防です。
今月は外勤が多く、週一で事務所に出勤しています。返事が遅れて申し訳
ありませんでした。
> ハモグリバエに関するメール拝見いたしました。
> これまでマメハモグリバエの委託試験を多く受けてきた静岡県の担当者として意見を
> 述べさせていただきます。
貴重なご意見を頂きありがとうございます。
> 以上、前置きが長くなりましたが、①ハモグリは、めんどうでも虫の種別に登録を
> とった方がいい。②マメとナス、あるいはトマトハモグリが混発するような作物で
> は、薬剤抵抗性が最も高いマメでまず登録をとって、他種は後回しにするかあえてと
> らない。というのが私の意見です。
小澤さんの様なハモグリバエの専門家ならこのような対応は可能でしょうが、
現場で実際に防除する際、このハエがマメなのかナスなのかはたまたトマト
なのかを十分確認して散布出来るのかと言う事が心配です。
アブラムシやハダニ、アザミウマなどで、剤の種類(特性)によって、明らかに
感受性の異なる場合にはそれぞれ効果の確認できた種についての登録を
取っていますが、概ね効果が確認できる場合には「〜類」と言う形での登録が
取れるよう働きかけています。
小澤さんの仰る②の場合などには、効果試験を最後に判定する際マメで十分
効果が確認でき、なおかつナスやトマトでの試験もいくつかあれば(勿論効果が
確認できている)、「ハモグリバエ類」と言う登録があった方が防除の現場でも
取り扱いが楽なのではと思っています。
まあナスやトマトにしか効かない剤は登録されないと思いますが。
もしかしたら開発会社の負担も減り、薬価も少しは安くなるかもしれません(笑)。
こういった考えで登録を進めると何か問題が出るでしょうか?