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[IPM:721] Re:ジャンボタニシは撲滅するほかないのかな?



鈴木様,IPM−MLの皆様

松村@九州沖縄農研セです。

和田さんから,鈴木さん&ML宛に以下のお返事をいただきましたので
代理投稿します。

Forwarded by Masaya MATSUMURA <mmasa@affrc.go.jp>
----------------------- Original Message -----------------------

鈴木 賢 様

九州農試の和田といいます。
平9-12年度に国でスクミリンゴガイの被害回避(特に湛水直播)プロジェクトがあり、
その世話をしていました。
スクミリンゴガイの現状や防除について、拙著(下記)がいくつかありますのでまずは
それをご覧ください。入手できないものがありましたらお知らせください。
我々もコイの防除効果について水田で調べたことがあります。放飼後、時間がたつと
小貝がまったくいなくなり大変有効に働いているとの推察ができました。試験結果は
当研究室の市瀬らが投稿中です。コイ以外でも多くの在来の生物(魚、カメ等)が貝
を捕食し、河川など、いつも(いつもが重要;一時期に天敵がいなくなると、貝は成長し
多くの天敵が捕殺可能サイズよりおおきくなり、実質、天敵フリ−なる )生物が生息
できる条件であれば、貝の密度は低減できると主張しています。具体的な質問等あり
ましたらお知らせください。
              
和田(1997)スクミリンゴガイ − 日本と東南アジアにおける最近の動向.植物防
疫51:459-462.
和田(1997)スクミリンゴガイの生態と防除.農業技術52:504-507.
和田(1999)南米のスクミリンゴガイ.植物防疫53:273-271.
和田(2000)スクミリンゴガイ.農業および園芸75:216-220.
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〒861-1192熊本県菊池郡西合志町須屋2421
九州沖縄農業研究センター
地域基盤研究部 害虫生態制御研究室
和 田  節 (わだ たかし)
Tel. 096-242-7732(直通)Fax.096-249-1002
email: twada@knaes.affrc.go.jp
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注意!!:01年4月から上記、独立行政法人になりました。

--------------------- Original Message Ends --------------------

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松村正哉 mmasa@affrc.go.jp
〒861-1192 熊本県菊池郡西合志町須屋2421
独立行政法人 農業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター
地域基盤研究部 害虫管理システム研究室
TEL 096-242-7731 FAX 096-249-1002
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