[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[IPM:1081] 農薬のスペクトラムと倍率



IPMーMLのみなさん、
 農家の藤澤です。

 唐突ですが、農薬のスペクトラム、この概念は農家にはほとんど無いと
思います。

 私がスペクトラムという言葉を聞いたのは、防除所にいらした事のある 
先生からでした。イチゴでコナダニやホコリダニが発生した時に効果のあ
るダニ剤は何か? その時に聞いたのがダニ剤の中にスペクトラムの広い
剤と狭い剤があることでした。たぶん農家を指導している農協の指導課の
職員もスペクトラムの概念はあまり持っていないのでは? と思います。
でも、適切な農薬散布には必要な概念のように思います。あまりスペクト
ラムを知りすぎると不正使用につながるのかもしれませんが、いかがな物
でしょうか? 農薬の使用量を減らそうとした時には必要だと思います。
コナダニに効かないダニ剤を散布したのでは、農薬の使用量がふえちゃい
ますからね。

また、農薬の倍率についてですが、散布濃度に1000倍から2000倍
と書いてある物がいくつかあります。イチゴ一株にアブラムシが10匹い
たら1000倍で100匹いたら2000倍という基準があると分かり安
いけど、一般的には1000倍で散布するでしょう。その方が効果が高い
から、でもこれはもったいない場合があるわけで、ここも基準が欲しい所
です。農薬の始めての登録時は1000倍、その後に2000倍でも効果
があるので2000倍が記載されるのだとも聞いているのですが。分かり
にくい所です。

以上の2つの事は天敵を使ってIPMをしようと思えば、しっておきたい
内容だと思います。農薬の過剰散布はIPM失敗の大きな要因になると思
うのですが、いかがなものでしょうか?

IPMで天敵を使っていると、農薬の倍率は基準の倍率より、もう少しだ
け高い倍率(2000倍なら3000倍とか)でOKなこともあるように
思うのですが、このあたりも知りたい所です。

(静岡県三島市 藤澤 鎭生 sizuo@tokai.or.jp )