[IPM:1412] Re: またまたニジュウヤホシについて

[Ken-ichiro Honda <khonda@xxxxxxxxxxx>]

山下様、皆様

野菜茶研の本多です。

トウガラシにはカプシジン酸という物質が含まれていて、害虫に対して忌避効 
果があると言われています。米びつ用の虫よけ剤にも使われていますね。「ニ 
コチン」は正真正銘の農薬ですので、ご注意下さい（害虫防除に使用するため 
には登録が必要です）。人間に対しても有害です。
ニジュウヤホシテントウは確かに厄介ですが、昔はこれが重要害虫の筆頭でし 
た。色々な化学合成農薬が使われるにつれて害虫相も変化してしまい、今では 
アザミウマとかコナジラミ、アブラムシなどが問題になっている圃場が多いで 
す。ニジュウヤホシテントウが問題になるということは、農薬散布を控えた結 
果といえるでしょう。この状態でさらにどうやってニジュウヤホシテントウを 
防ぐかが問題になるのですが、トウガラシのエキスも一方法でしょうし、大野 
さんが言われたように障壁となる植物で畑を囲んでしまうというのも飛び込み 
を減らす手だと思います。
飛び込みを減らせば、定期的に成虫や幼虫を捕殺するだけでも被害を減らせる 
かもしれません。

At 22:11 +0900 04.7.10, 山下農園 wrote:
>（途中略）
>ご進物でもらった木酢液がいっぱいあるので、それにトウガラシをいっぱい 
>つけ込みました。ニコチン液を散布する
>前に、ニコチンではウィルス病の心配があるので、トウガラシでうまくいけ 
>ばもうけもの。まずトウガラシでやって
>みて、それでダメならニコチンをやってみようと思っています。
>最近はずぼらになって、葉面散布なんてここ数年やっていませんが、ダメで 
>もともとです。

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        Ken-ichiro Honda
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