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[IPM:1472] Re: スパイカル(ミヤコカブ リダニ)が大活躍



大野様
 苺農家の藤澤です


>  当方も、今からバラのハダニ調査後、スパイカルの放飼を予定しています。非常に参考になりますので、そのあた
> りのちょっとしたコツというかタイミングを教えて下さい。今冬にかけて、バラ、カーネーション農家と天敵利用を
> 始めます。
> 
>  藤澤さんのデジタル画像は早速学生に見せました!!皆、感激?!

いやいや、なんか恥ずかしいですね。みなさんの参考になれば幸いです。
自分勝手な所が多々あると思います。反対に教えて頂きたいというのが本当の
ところです。

> 
>  ついでに、赤野さん、藤澤さんに質問です。
>  
>  ハダニの初期発生の確認はやはり農家には難しいでしょうか?どうしても密度が多いところでしか気がつかないた
> め、天敵の放飼が遅れるというのが現実でしょうか?

私の場合、苗不足があって知り合いの農家から苺の苗を譲ってもらったのですが、
定植後まもなく「ハダニが付いていたようだから注意して下さい。」という話が
ありました。それでよく観察をしていたつもりですが、だいぶ広範囲に広がって
いました。前に分散型なんて書きましたが、少数精鋭のハダニがあっちこっちと
広がっていたという感じです。葉かきなどの方法もあまり通用しません。スポッ
ト的な発生なら数株を丸裸にしてしまってハダニの密度をおさえる事もできるの
ですが。それも出来ませんでした。ほんの少し下葉を取ったくらいです。で、こ
んな時はマイトコーネのような化学農薬の使用が有効だと思いました。ミヤコカ
ブリダニが定着していれば、かなりのミヤコの幼虫が生き残るようにも思いまし
た。また、化学農薬の濃度をもう少し薄くても良いのではないでしょうか? 
ここの所は反対に知りたい所です。

>  大野の個人的な感想としては、初発を確認するぞ!とあまり意識すると疲れるので?、見つけた時点で、今回のよ
> うに選択性農薬+天敵で防除に取り組むというのが一般的な現場での対応だと思うのですが??

それと、前もって放飼しておいても良いと思いました。ミヤコは生き残っていま
したから。


(静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生)