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[IPM:1473] Re: スパイカル(ミヤコカブ リダニ)が大活躍



大野様、藤澤様お世話になります。

個人的には、高齢者には観察して密度を調査して放飼を決定するというのは厳しい
と思っております。

> ちょっとしたコツというかタイミングを教えて下さい。

[経験談]
多分、スパイカルは、ハダニの成虫が発見した時には、放飼しても手遅れのような気がしました。
特に今年みたいな11月12月の暖かい冬となると、、(九州に限ってですかね?!)

スパイカルを購入した時点では、ミヤコが若いとハダニの成虫を捕食してくれないと思いました。
しかし、卵にはよく寄り付きます。成虫したミヤコは、ハダニを食べているのはよく見ますが、、、、
結論は、ハダニの密度は0に近い状態ならミヤコは抑制力があると思いました。予防効果として良いなって感じです。
苺では、葉の展開が早くミヤコは、チリに比べて新葉への移動が遅いので、摘葉が少ない作物には
すごく利用価値が高い作物だなというのが実感でした。#果樹には向いてる?!
あと、チリカブリに比べ餌がなくとも残存性は高いのは評価できます。

即効性を求めるなら、スパイカルの購入本数を増やしたり、1週間間隔で連続放飼がいいのかも?

>  ハダニの初期発生の確認はやはり農家には難しいでしょうか?どうしても密度が多いところでしか気がつかないた
> め、天敵の放飼が遅れるというのが現実でしょうか?

まだまだ失敗だらけなのですが、正直おっしゃる通りです。
うちの地域でも、失敗だらけでなかなか生産者に天敵導入が広がらないのが実情です。
経営+安全安心な作物と考えると大野さんのおっしゃる方法がベターだと認識しています。