[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[IPM:1475] 植物抽出液や植物活性剤と天敵農薬



松永様、IPM-MLの皆様
 苺農家の藤澤です

FOOD SCIENCEを読ませて頂いています。
個人的にメールを差し上げた方が良いようにも思ったのですが、天敵との関係もあるよう
に感じたのでこちらに書かせて頂きました。

最近の記事で特定農薬を2回に分けて書かれていましたね。、そんな風に審議されている
のだなあと考えさせられました。いろいろな見解があって、まとめるには大変そうですね。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=298

そんな中で植物抽出液と植物活性剤について、IPMとの関係が気になりました。
同じように農薬を減らして環境に優しそうに思うのですが、そうでもなさそうですね。
中身の分からないものは、どうとらえたら良いのか判断が難しいと思いました。

植物抽出液や植物活性剤が天敵にどう影響するのか? 安心して使えるのか? まったく
分かりません。中には天敵に影響があると注意書きがある物もあるようですが、どの程度
影響するものなのか判断できないし、農家の責任で使って下さいでは、ちょっと無責任な
感じがします。

私の場合は、天敵農薬を使い始めてまったく使用をしなくなったのですが、農家の中には
天敵農薬と植物抽出液や植物活性剤を同時に使っている人も多いのではと思います。やは
り天敵放飼の効果を確実にするには、分からないものには手をださないという指導を徹底
した方が良いと思いました。確実なデータ(天敵等への殺虫・殺ダニ剤の影響の目安のよ
うな)を出していない資材の使用は控えましょう。みたいな感じで。
でも、そうなると殺ダニ剤のマイトコーネの記載がないのも困ってしまうかな。


(静岡県三島市 藤澤 鎭生)