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[IPM:1625] ライターの松永 です



田中様 藪様 藤澤様 IPMMLの皆様

 ご無沙汰しています。ライターの松永です。田中様、石川県の藪様、 本の紹介を、ありがとうございます。

 お返事しなければ、と思いながら、ついつい後になってしまって、こ んなに遅レスになってしまいました。申し訳ありません。

 7月に家の光協会から出した「食品報道のウソを見破る〜食卓の安全 学」で、食にまつわるさまざまな情報をどう集めどのように考えたら良 いか、農薬やBSE、テレビなどにあふれる健康情報などさまざま な事例を引きながら考えています。
 言いたいことは、突き詰めれば一つだけ。「ご託宣を求めるな、多様 な情報を集めて自分で考えろ」ということです。「だから、この本の内 容も疑いながら読んでほしい」と書いています。
 当たり前すぎて、なんだか笑っちゃいますね。こんな当たり前のこ と、恥ずかしくて偉い先生たちは書けない。だからこそ、私が出す意味 があるのだろう、と思います。


 生協や自治体などが呼んでくださって講演もしているのですが、反応 はいいです。「いくら食の安全と言ったところで、生産者が『頑張って 作り続けるぞ』と思えないような無理な注文をしても、長続きしません よ」「消費者も『農薬は悪だ』などと決めつけるのでなくものごとを多 角的にとらえて複眼思考を身につけ、農家への共感を大切にしてくださ い」などと話すと、結構多くの方がうんうんと頷いてくださいます。

 マスメディアは相変わらず、「安全」「安心」の大合唱ですが、消費 者は、お財布とも相談しながら現実的な方策の中から総合的に良いもの を選ぶ姿勢へと大きく変わってきているように思えます。


松永和紀 postmaster@xxxxxxxxxxx