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[IPM:1786] RE永井ナスのソ ルゴ巻のニジ ュウヤホシテントウ解決 法



永井さん,IPMMLのみなさん

田中寛@大阪府立食とみどりの総合技術センターです。

(1)笠岡では8月中旬までアプロードとDDVP1〜2回のみ
(2)ナスと競合しない雑草は保護
(3)クモや寄生蜂などの天敵密度が高かった可能性

貝塚では商品価値の高い水なすということもあり,性急な薬剤数削減はせず,
選択性殺虫剤に切り替えていく,という基本流儀でやっています。
その違いが害虫・天敵相にけっこう反映されているのでしょうね。

> 経験と直感を頼りに現地指導に専念していましたので、調査や試験は殆ど
行っていません。[ナスのソルゴ巻]について、真偽の検証が必要なところは
多く残っていると思います

田中も事情は少し違いますが,調査・試験は(さらに)豊富ではありません。
今回の一連の投稿ではいかにも田中が調査・試験をしたような感じを受ける
かもしれませんが,貝塚ソルゴ巻の企画・推進者は普及指導員の梅澤さんで
・・・天敵Wikiの談話室では非常に多くの情報を提供されています・・・,
田中はそのサポーター(場外乱闘したりはしませんが(笑))です。
03年にはじめた時に,地図カルテ法(毎回地図上に害虫・天敵の
発生状況を落とす)と発生株追跡法(発生株を赤テープでマークし,
害虫・天敵を数えて推移をみる=無発生株調査にともなう労力消費を
避けるため)を併用して調査を行いました(調査の主力は梅澤さんと
農家で,田中の調査回数は1/4・・・04年と05年はもっと少ない・・・です)。
・・・03年の結果は2006タキイ最前線創刊号p.35-36に掲載しています。

そんなわけで,05年のテンダマ多発(03年はたいしたことはなかった)の際,
準備・勉強不足で後手を引いてしまいました。今年は梅澤さんが異動した
ということもあり,後手を引かないためにIPMMLでアドバイスを乞うた次第です。
真偽の検証という意味では,ソルゴ自体がよいかどうかも未検証ですが,
圃場では試行錯誤で穴を取り繕いながらやっていくほかはありません。
それぞれの圃場で状況も違いますしね。

みなさん,貴重な情報をありがとうございました。後日天敵Wikiの
ソルゴ巻談話室に今回の一連のやりとりを転載し,さらなる情報集積を
はかりたいと思います。この際ついでにIPMMLで,という追加情報も
もちろん歓迎します(^o^)。

(参考までに)IPMMLのWikiへの転載時の問題点等は下記で議論しています。
http://wiki.tenteki.org/index.php?%C5%B7%C5%A8%A5%AB%A5%EB%A5%C6%C0%EF%CE%AC
%A5%EB%A1%BC%A5%E0%2FML%B5%AC%C4%EA%A4%CE%B8%AB%C4%BE%A4%B7