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[IPM:2031] Re: 4ケタ/g(土壌)



本多さん、田中さん、IPM-MLのみなさん、
 苺農家の藤澤です。

「ビニールと農園芸 No.235」という小冊子で、
「タバココナジラミ(バイオタイプQ)とそれが媒介するトマト黄化葉巻病の発生状況と防除対策」を読みました。
その中の最後の方に書いてあった、「抵抗性品種は病原ウィルス(TYLCV)の濃度を下げるものの感染を防ぐことはできず、タバココナ
ジラミが発生すれば保毒虫が発生する危険性がある。・・・・・」

作物の病気は、発病や被害が増大しない程度に、かずかずの努力をしながら克服してゆくものだと思いました。
抵抗性品種だけに、期待をしてはダメなことが多いし、化学農薬にだけ期待してもダメなことが多いと思う。
でも、どちらも上手く利用していなければ、安定した農作物の生産は難しいように思いました。

もっと方法はないか? 病気の発病する菌密度を低く保っていくのか?と言うところが重要なように思いました。

一昨日トマト農家の奥さんと話をしていて、目の前の家庭菜園をしている人に、
「私のトマトをあげますから、他の作物を作ってください。」と、交渉したそうです。
これも、菌密度を下げる方法だと思いました。


(静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生 )