橋本さま、
クサカゲロウはカゲタロウの名前で市販されています。ヤマトクサカゲロウです。
日本のものに酷似していますが、若干ラブソングの歌い方が違うようです。人の耳には
聞こえない求愛の音を出すようです。
この種以外にも何種類も日本には生息しています。 神奈川県のアグロスターという会社がドイツより輸入販売しています。幼虫の状態で。
アブラムシには効果はあります。
孵化してから、気温にもよりますが、一令の小さいときからすぐアブラムシを捕食します。
アブラムシなどをはさむアゴが発達していて、その下に管状の口がありアブラムシの体液を吸うとのこと。
ただ移動は足が強くなく得意ではないので、となりの株のアブラムシが残っている理由でしょう。
幼虫は気温によりますが、2週間程度。餌がないと長くなります。
成虫は気温によりますが、1−2ヶ月。
成虫は緑色で夜、網戸などにとまっているのが目に付きます。
以上アグロスターの社長、開発者である秋元さんから聞いたものです。
ライオンのようにアブラムシを食べるので英語では アブラムシライオンといわれています。
(Aphid
Lion)。たしかそのように記憶しています。
和田哲夫
From: 橋本全代 [mailto:hashimotonouen@xxxxxxxxxxxxxx] Sent: Thursday, October 28, 2010 9:49 PM To: IPM@xxxxxxxxxxxxxx Subject: [IPM:2161] 虫別生育ステージがわかる本ありませんか? IPMMLの皆様 いつも興味深く記事を読ませていただいております。
静岡県で苺を栽培している橋本です。
農道わきに、左半分にアブラムシが、右半分にクサカゲロウの卵が産み付けられているアザミを発見。
「へぇー、おもしろいんだ。」と観ていました。
数日後見に行くと、左のアブラムシも右のクサカゲロウの卵も きれいに消えていました。
(となりにはえているアザミには、先日と同じようにアブラムシが元気に活動しているのに・・・。)
クサカゲロウが孵化して、アブラムシを食べた?
卵より大きいアブラムシだったよね。
孵化したばかりの幼虫は、アブラムシ食べられるの?
クサカゲロウの幼虫って、アリジゴクだよね。だったら孵化後すぐに土にもぐっちやうんじゃないの?
こういう時 いつも思うんです。「虫のことなんにも知らないじゃないか。」って・・・・・・
いつ卵を産むのか? 幾日で孵化するのか?幼虫の時期はどのくらいか? 成虫の時期は?寿命は?
害虫・益虫各虫たちのいろんなことが知りたいのです。
「昆虫別生育ステージ総覧」みたいな書物は、ないのでしょうか?
田中さんのナメクジの本の「ナメクジの生活史」の項目は、興味ぶかかったです。
あれほどていねいじゃなくていいですが、おもだった虫たちの生活史が簡潔にわかる物が手元にあると
いいなあと思って投稿しました。 よろしくお願いします。
|