[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[IPM:308] RE: 有機農業について



かとう様

有機農産物の表示のガイドライン関連の記事が最近の日本農業新聞にのっていますの
で参考にしてみてください(10月30日・3面、同じ静岡県ですのでたぶん同じ面
に)
有機農産物と表示するには化学肥料と農薬(有機で使用の認められている剤は除く)
の両方とも使用していないことが必要です。(それもトマトなどの場合は植え付け前
2年以上、その間は転換期間中有機農産物表示となります)
病害虫防除に使用する薬剤のうち、無農薬農産物では天敵だけしか使用できません
が、有機農産物では天敵の他に天然物由来の農薬(無機銅剤、硫黄のフロアブル、デ
リスの粉剤、マシン油乳剤など)の使用ができます。
質問のうち
・全て有機質肥料で、多少農薬を多くつかった場合:無化学肥料農産物としか表示で
きません。
・各種の天敵や微生物殺菌剤を使い、農薬を減らし、やはり化学肥料を使った場合:
農薬を減らした割合がその地域の慣行防除の半分以下であれば減農薬農産物と表示可
能であるが有機農産物表示はできません。
・最後の行の防除資材のうちフェロモントラップや交信撹乱用のフェロモンディスペ
ンサーは有機農産物では使用可能と思います。他は直接販売店なり、メーカーに問い
合わせたほうが良いと思います。

今後は有機と表示するには認証団体に申請して認証を受けて有機JASマークを貼る
必要があり、この認証を受けるためには認定団体に認定料を支払う必要があります。

天敵を利用し、IPMを心がけた農産物には特別の表示が可能になれば良いのですが
(バイオロジカルコントロール協議会何とかしろと言われそうですね・・・・)


> -----Original Message-----
> From: かとう農園 [mailto:kato-farm@mx3.ttcn.ne.jp]
> 有機質肥料をつかっていて、農薬は、低農薬か減農薬。もち
> ろん有機認証をとっているところが、ベストなんでしょうけ
> ど。逆に、有機質肥料で、多少農薬を多くつかっても有機栽培になるのかな。
> 
> 各種の天敵をつかうことや、微生物殺菌剤を使っても、農薬
> を減らしても、やはり化学肥料をつかったらだめなのかな。
> 
> あと木酢液、アグリボ3みたいな酵母、粘着くん(でんぷん
> )、液体カルシウム、各種海藻エキス、ラノーテープ、フェ
> ロモントラップ等は、どうなるのかな。
> 


**************************
石井 俊彦
株式会社トモノアグリカ 営業本部 CSグループ
420−8708 静岡市春日2丁目 12−25
TEL:054−254−6262  FAX:054−254−6263
携帯電話:090−33055313
E-Mail:toshihiko.ishii@cp.novartis.com
Home page : http//www.wbs.ne.jp/bt/tomono/
**************************
上記に不在の場合は下記にいる場合があります。
427-0101 静岡県島田市大柳276
TEL:0547−38−1282  FAX:0547−38−5233
**************************