[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[IPM:446] Re: ご意見をお聞かせください。




----- Original Message -----
From: "kazuro ohno" <ohnok@plant.miyazaki-u.ac.jp>
To: <IPM@affrc.go.jp>
Sent: Tuesday, December 12, 2000 6:16 PM
Subject: [IPM:444] Re: ご意見をお聞かせください。


> こんにちは。宮大農学部
> 大野です。
>
>  石井さん 畑さん、皆さん
>
>  苗の問題は厄介です。
>
>  天敵を利用したIPMでは、育苗時に強力な農薬が散布されると、いくら農家さ
ん
> の施設で選択的農薬を使っても、しばらく天敵を放飼できないことがおこります。
>  この意味で、苗の問題は重要と考えているのですが、苗に天敵をつけるというの
は
> 面白い発想だと思います。ただ、害虫も一緒に持ち込まれる可能性があり、農家さ
ん
> の気持ち次第、それとシステムを良く考える必要ありますね。
>
>  せっかくの議論に別の問題を出して恐縮ですが(ついでなので)、
> 学生に天敵利用のIPMを講義している最中に学生からの質問でなるほどと思ったこ
と
> をひとつ。「IPMで天敵に影響の少ない選択的農薬を散布する」としても店先で
そ
> のような農薬が購入者にすぐ分かりますか?という質問です。
>
>  店員に聞けば良いのかもしれませんが、選択的農薬度(安全な天敵の種類、日数
な
> どなど、そんな指標あれば)をあらわすラベルを農薬につけるというのは良いねと
苦
> し紛れに答えました(昨日の話)。
> このアイデア、皆さんどう思われますか? 
> >

私は、JAの係りなど窓口の教育が大切だと思います。
これは、天敵に限ったことではありません。普及員をしているとき、農業者から「支
店に行ったら、そんな農薬知らない、置いていないと言われた」という声をよく聞き
ました。農業者も高齢化できちんと農薬の名前を覚えられませんし(私だってそうで
すが)、ただでさえ、農薬の名前はカタカナが多くて覚えにくい(メーカ−さんなん
とかなりませんか)。ですから、購買に行って銘柄を言えず、ついつい窓口に任せて
しまったり、この辺での問題が多いように思えます。現在のようにIPMに使える農
薬がどんどんでてきても、窓口が知らなかったり、便宜を図ってくれなかったら現場
での上手な農薬の選択もできないと思うのです。

                                 大分県農業
技術センタ−  奈良絵美
> **************************************************
>