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[IPM:447] Re: ご意見をお聞かせください。



畑さん 石井さん IPMMLの皆さん

静岡の鷺坂です。

ちょっと気になったことがあったのでメールします。

> (手に入れた ニームの効果ですが、毛虫にはすごい効果だったのですが、アブラ
ム
> シは書かれていた250倍液では効果がなく、かえって葉裏に茶色い斑点(薬害)が
出
> てしまいました。もう少し、いろいろと試してみるつもりです。)
> 対象害虫は、アブラムシ、アオムシ、ヨトウムシです。
> 病害は、苗立ち枯れ病ですが、これは漢方薬系の資材が役に立ってくれそうです。

ニームは確かセンダンの抽出液で虫下しとかに古くから使われていると思います。
殺虫効果を謳って「ニームオイル」といった商品名で販売されているとも聞きます。
ところでこの「ニーム」が天敵に対しても影響ありとの試験結果を聞いたことがあり
ます。
(民間の農業団体の技術担当から)
実際にどのくらいの期間影響があるのかはわかりませんが、害虫に殺虫力があるとい
う
ことはたとえ漢方薬や天然物でも天敵への影響もチェックが必要かと思います。

苗への天敵添付サービスは面白いアイデアと思いますが、やはりどんな天敵がついて
いるからこの殺虫剤は散布しないようにというアナウンスがないと無駄になります
ね。
一般消費者受けしそうですが、天敵付きの苗を使いこなす人に渡らないとあまり意味
が
ないような気もします。
畑さんは土壌処理剤については敬遠されているようですが、チェスなどの天敵に影響
が
少ない粒剤であれば苗の購入者に対しては実用的ではないかなと思います。
農薬を使用せずに病気や害虫がついた苗を出荷するよりは、安全使用基準に合った
薬剤を使って無病、無害虫のものを出荷することが結果的には省農薬につながること
になるのではないでしょうか?

その中でできるだけ安全なものをということであれば、
BT剤
デンプン液剤(粘着くん)
オレイン酸ナトリウム(オレート)
バーティシリウム・レカニ剤(バータレック)
マシン油
性フェロモン剤
あたりが殺虫剤としてあげられるのではないかと考えます。
使用できる作物はそれぞれの登録を確認願います。

牛乳や石鹸水を使う技術もあるようですがそのあたりの効果やコストについては??
なので差し控えます。