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[IPM:1905] Re: セイヨウオオマルハナバチに関する国際ワークショップ開催のご案内



藤澤様
関塚様
MLの皆様

お世話になります。アリスタ/光畑です。

> クマバチとマルハナバチは、近い存在ではありませんか?

関塚さんからもご返事があったようですが、少々補足さ
せていただきます。
正確には、

・ケブカハナバチ科 クマバチ亜科 クマバチ属
・ミツバチ科 マルハナバチ亜科 マルハナバチ属

というように分類されるようですが、ハナバチ類の研究
で著名な坂上昭一先生や前田泰生先生が、1986
年に出された「独居から不平等へ−ツヤハナバチとそ
の仲間の生活」(東海大学出版会)の中で、わざわ
ざクマバチ亜科とミツバチ科の関係について項目を設
けて論じられるほど、近いと言えば近い存在のようで
すね。

ただ、藤澤さんのご自宅周辺に住んでいるキムネクマ
バチと、生産者の方々にご利用いただいているセイヨ
ウオオマルハナバチや在来種のクロマルハナバチなどの
マルハナバチでは、単独性の生活か真社会性生活か、
という大きな違いが見られます。

共通点として挙げられるのは、伴に花から得られる蜜
や花粉を生活の糧としているところでしょう。
まー見た目も近しいものがありますね。今でも生産者
や農協の方から、「庭にマルハナがいた」と心配されて、
小さな容器に入ったクマバチが送られてくることがありま
す(笑)。

また、

> マルハナバチが早い時期に導入れたと思う伊豆で、その後の推移が知りたいです。
> 北海道だけで結論を導いたと、思っていて疑問を感じていました。

これについては、なかなか長いお話になりますので、読
まれるのは大変かもしれませんが・・・
下記、環境省のホームページから、どのような経緯で
セイヨウオオマルハナバチが、特定外来生物に指定され
たのかが、ご覧いただけます。
北海道だけではなく、本州などでも環境影響があるこ
となども一部報告されている様子が理解いただけるの
ではないかと存じます。

【昆虫類グループ会合 セイヨウオオマルハナバチ小グループ会合】
をご覧ください。

http://www.env.go.jp/nature/intro/4document/sentei.html

それでは、簡単ですがご返事まで。


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光畑雅宏(みつはたまさひろ)
アリスタ ライフサイエンス(株) 
普及推進部 生物農薬・資材担当マネージャー
〒104-6591 東京都中央区明石町8-1
TEL : 03-3547-4578(直通)
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Mail : masahiro.mitsuhata@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
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