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[IPM:1480] Re: スパイカル(ミヤコカブ リダニ)が大活躍



赤野様・藤澤様・皆様

野菜茶研の浜村です。
チリとミヤコの比較試験をしながらのイチゴ作りとは、楽しい農業、これからの農業
の有るべき姿
のようで、良いですね。

マイトコーネのハダニへの効果ですが、私も以前イチゴで早い時期にハダニが発生し
たので、密度を
落とそうと思ってマイトコーネを散布しましたら、全くいなくなってしまって、ハダ
ニの試験が出来ず、
ハダニを接種して試験したことがあります。どなたか同じようなことをこのメールで
書かれていたと
思います。ただ、ハダニへの残効期間はわかりませんね。私の場合1ヶ月後くらいに
接種したら、
増えたように記憶しています。葉もどんどん伸びますし、ハダニの侵入が有れば増え
るでしょう。

このようにハダニに徹底的に効き、カブリダニには影響のない剤では、ハダニとカブ
リダニの温存
場所を残してやるような管理方法も可能かなと思います。一部分を無散布にし、そこ
へカブリダニを
集中的に放飼するとか、既にカブリダニを導入済みなら、わざと雑に散布するとかで
す。
赤野さんや藤澤さんのレベルでは出来そうですが、一般農家では無理かなとも思いま
すが。
勝手なことを書きましたが、正月も近いのでお許しを。皆様良いお年を!
----- Original Message -----
From: "akano seiichirou" <akano@pop17.odn.ne.jp>
To: <IPM@ml.affrc.go.jp>
Sent: Sunday, December 26, 2004 11:51 PM
Subject: [IPM:1478] Re: スパイカル(ミヤコカブリダニ)が大活躍


> 浜村様・藤澤様・IPMの皆様
>
> お世話になります。赤野です。
>
> 私は、9a 9a連投ハウスが隣り合わせの圃場で、比較試験がしやすい圃場なのです
♪
> で今年は、チリとミヤコと比較試験を実施中です。
>
> なぜ、マイトコーネの散布時期を確認したかと言うと
> 毎年、チリカブリダニを天敵として利用しているとマイトコーネを圃場前面散布し
その後確認すると
> ハダニは100%に近いくらい死滅するのですが、多分餌が無くなりチリカブリダ
ニが居なくなる
> 又は、やせ細りかなり天敵の数が減少するのです。
> 以上の状況に陥るパターンになり。折角圃場に定着してきたチリカブリをリセット
しなくてはならない
> という状況に陥り、1ヵ月後にリサージェンスに陥りやすくなります。。。。。
> 今年も経験しちゃいました(^^;
> 多分、管内で以上のような定着まで持っていけない生産者が多くなかなか普及レベ
ルに達しないのでは?
> と考えてます。
> だから、マイトコーネ散布後の成分がいつまで効果があるのか?
> ハダニVSチリカブリorミヤコが積算温度で計算できるのか分かりませんが、マイト
コーネ散布後
> 天敵放飼の時期が見計らえればかなり普及性の高い天敵資材になりそうな気がしま
す。
>
> かなり、私的意見に偏ってしまったので、反対意見もあるかもしれませんが違った
視点が
> あれば是非ご意見をいただきたいと思います。
>
> P.S ミヤコは風に運ばれやすいのかチリ区にチリとミヤコが混在している区があ
ります。。。
>
> > 野菜茶研の浜村です。
> > 生物農薬特にカブリダニが使われ、活躍してくれると嬉しくなります。
> > ミヤコカブリダニとマイトコーネの関係ですが、このダニ剤はミヤコ
> > にとっては水を撒いたと同じようなものですから、どっちが先でも、後でも
> > 関係ないと思います。
> >  IPMだの生物防除だのと言っても、安定生産が確保されなければ、
> > 発展性はないと考えています。その意味で、天敵で抑えられないとき
> > 確実に抑えられる手段を提供しなければならないと考えています。
> >
> > 天敵と共用できる農薬の探索を最近のテーマにしてきましたが、
> > 3種のカブリダニ(ミヤコ、チリ、ケナガ)への最近の農薬の影響
> > をまとめて発表しました。並べて見ると思いの外影響のない薬剤が
> > 多くなったことに驚きます。3種を比べるとミヤコが一番農薬にも強い
> > ようです。特に燐剤やネオニコ剤に。
> >
> > 関西病虫研報46;63−65p  これがオリジナル論文
> > 今月の農業2004年10月号;80−84p 上と同じデータ
> > 野菜園芸技術2004年11月号;34−35p ミヤコとチリだけ
> >
> > なお、このデータは天敵利用研究会のホームページの「農薬の
> > 影響の目安表」にも取り込まれています。
> > ご利用いただければ幸いです。
> >     野菜茶業研究所  浜村徹三
> > ----- Original Message -----
> > From: "akano seiichirou" <akano@pop17.odn.ne.jp>
> > To: <IPM@ml.affrc.go.jp>
> > Sent: Thursday, December 23, 2004 12:37 AM
> > Subject: [IPM:1469] Re: スパイカル(ミヤコカブリダニ)が大活躍
> >
> >
> > > 初めまして、大分県苺農家の赤野と申します。
> > >
> > > 今年から、うちでもスパイカルを散布したのですが、最初ハダニの密度が多く
苦労
> > しましたが、
> > > 私もマイトコーネを散布して、今は、安定しているように見えます。
> > >
> > > 藤澤さんのマイトコーネ散布は、
> > > スパイカル→マイトコーネ→スパイカル
> > > という対応ですか?
> > > もしこのような対応でしたら、2度目のスパイカルはマイトコーネ散布後何日
後で
> > したか?
> > > もしよろしかったらご教授ください。
> > >
> > > この動画のキャプチャーはどのような資材を利用されていますか?
> > > 素人でも撮れるのかな?!
> > >
> > > > 静岡県三島市の自分の苺ハウスでは、11月下旬にスパイカルの放飼をした
> > > > のですが、その直後にハダニの発生を確認し対応をどうしようかと悩みまし
> > > > た。よく見るとハダニは広範囲で発生していました。
> > > >
> > > > 今回は、化学農薬のマイトコーネの1000倍散布と2度目スパイカルの放
> > > > 飼で対応しました。じわじわとミヤコカブリダニが活躍してきたので、その
> > > > 活躍ぶりを投稿してみました。
> > > >
> > > > ------------ 投稿されたメッセージ終了 --------------
> > > > 画像などは次のURLにあります。
> > > > URL:
http://www.tenteki.org/ml/ipm/images/sizuo@tokai.or.jpCYMjDV.html
> > > > 画像は全部で 976286 バイトあります。
> > > >
> > > >
> > >
> >
> >
>