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[IPM:1696] Re: ハダニバエを 見付けました



藤澤様・皆様

再度、東海物産の浜村です。

写真をもう一度、見なおして見ました。
「犯人を知っている人が見ると、少々ボケているビデオでも判る」と言いますが
それと同じで、写真に写っているのは、どう見てもチリカブリダニです。
前のメールでもチリカブリダニの特徴を書きましたが、追加します。

藤澤さんの観察による「触角が長いようだ」という点もチリの活動の特徴で、
これは触角ではなく、長い第一脚をアンテナのように振って、餌の探索など
をします。
脚の色;チリの成虫は脚まで赤い。ミヤコはカンザワハダニを食べれば腹部
     は多少赤くなるが、脚は白い。
胴体部;チリは上から見ても横から見ても球形、ミヤコは上からみると洋ナシ型、
     横から見ると多少の膨らみはあっても扁平。
卵の色;チリはオレンジ色、ミヤコは白〜透明。
以上はルーペで確認できると思います。

2年前に放飼したチリが生存していたとしたら嬉しいですね。ではまた。

----- Original Message ----- 
From: "Shizuo FUJISAWA" <sizuo@xxxxxxxxxxx>
To: <IPM@xxxxxxxxxxxxxx>
Sent: Friday, January 13, 2006 9:43 PM
Subject: [IPM:1691] Re: ハダニバエを見付けました


> 浜村様 IPM−MLの皆様
>  苺農家の藤澤です
>
> 浜村さんの書かれた
> > 写真を拝見しました。中段の写真は良く判りませんが、下段の写真を
> > 見ると、ミヤコではなく、チリカブリダニにしか見えないのですが。ほぼ
> > 球形に近い形の赤い雌成虫と、卵や幼若虫もオレンジ色をしているようで、
> > いずれもチリの特徴と思います。チリもミヤコも休眠しませんので、どっち
> > がいても不思議はないと思います。混じっているかもしれませんので、
> > 注意して見て下さい。    では、また。
>
> 申し訳ありません。
> 鮮明な写真じゃなかったと反省しています。
> 実は、カメラが冷えていてビニールハウスの中ではレンズが曇ってしまいました。
> 苺の出荷に行く間、お腹の中でカメラを温めていたのですが、
> 気温が低いのには負けてしまいました。
> レンズを拭き拭き、撮影しました。
> と言うわけで、実際に見ると、2つのミヤコは同じように見えます。
> ただ、大きく太るミヤコは、触角が長いのでは? と感じています。
>
> チリは、2年前に放飼したのが最後で、生き残っているとは思えないのですが。
> ここ2年は、まったく放飼していません。
>
> ミヤコは、個体間の変異というか個体差が大きいって事ありませんか?
> チリに似たミヤコを見つけることが出来たら、それはスーパーミヤコって・・ない
かな?
>
> 太っちょのミヤコは、本当に良く卵を産んでくれます。
> 13度程度の気温でも、しっかり活動していると思います。
>
>
> (静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生 sizuo@xxxxxxxxxxx )
>
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