藤澤様、河野@野菜茶業研究所です。きちんとした試験をしたわけではありませんが、イトカメムシは見かけ によらず「しぶとい」虫だという印象を持っています。 昔、野菜茶試久留米支場にいた頃、ナスの苗をつくっていた雨よけのハ ウスで多数発生していました。そこでは、ときどき薬剤を撒布をしてい た記憶があるのですが、あまり減る印象はありませんでした。 露地のナスでは、ミナミキイロアザミウマやワタアブラムシがほとんど いなくなって、わずかにコナジラミ類が残っているような状態のときで も、イトカメムシがナスの圃場に残っていました。 見かけによらずいろいろな虫を捕食し、ミナミキイロアザミウマだけで なく、ワタアブラムシやヒメハナカメムシの幼虫、クサカゲロウの卵な どを捕食しているのを見たことがあります。
見かけたら、(ヒメハナカメムシやクサカゲロウを捕食するなら、害虫 と言えるかも知れませんが)「これは害虫ではない」という程度に意識 していたら良いのではないかと思います。
私自身(どなたか興味を持たれた人に試験をやっていただいても良いで すが)、イトカメムシについてもう少し基礎的なデータがあった方が良 いと思っています。
-- from 河野 勝行 (KOHNO, Katsuyuki) 野菜茶業研究所・野菜IPM研究チーム 〒514-2392 三重県津市安濃町草生360 Phone: 059-268-4643 Fax: 059-268-1339 e-mail: kohno@xxxxxxxxxxx On 2008/10/10, at 1:19, Shizuo FUJISAWA wrote:
河野さん、ありがとうございます。 苺農家の藤澤です。 質問は、イトカメムシは、強いか? 弱いか? たぶん、弱い虫と思ってOKですか? でも、自分の圃場の回りにいたら、歩兵的な虫なのかな? 将棋でいると’ふ’的存在。 成金があるかも? と思って良いのでしょうか? (静岡県三島市 苺農家 藤澤 鎭生)